和歌山旅行の続き、潮岬灯台から串本大橋を渡って、大島へ向かいました。
串本までは何度も来てるのに、すぐ向いの大島に来るのは初めて。 ここは何だかギリシャみたい。何となく気候も海の色もエーゲ海みたいなんです。 ・・・とか言いつつ、行ったコト無いのだけど。 1870(明治3)年に点灯された日本最古の石造灯台だそうで貫禄あります。 この灯台の丘一面に水仙が咲くと、とても美しいのだそう。 ここに向かうまでの道のりが、トルコアイスクリームにトルコ記念館、 トルコ絨毯屋さんと何故かトルコ、トルコ、トルコなのはどうして? その意味は、1890年(明治23年)9月16日に起きた『エルトゥールル号遭難事件』にありました。 自分達の食料の備蓄もままならない中、献身的に生存者たちの救助と回復に努め この結果、樫野の寺、学校、灯台に収容された69名が救出され無事にトルコへ 生還することができたらしいです。 何となく、この遭難については聞きかじった事がありましたが、約120年前に こんな大掛かりな遭難事件と、それを救助した島民の方の物語が あったとは驚きでした。 そして更に調べてると、この事件は 1985年のイラン・イラク戦争時の 日本人216名を救ってくれたトルコ航空機の事へと 繋がっていたのです。 ええーーっ!恥ずかしながら、こんな事があったとは!しかも ここと繋がっていたとは、まったく知らなかったけど 何たる素敵な友好関係でしょう。 ふと、立ち寄った旅先の灯台にこんなに素敵な物語が ひっそりと隠されていたなんて、何だか嬉しいような誇らしいような ワクワクしてしまうような。 平和な春の日に、人間の繋がりや縁というのは やっぱり素晴らしいのだと思いました。 そしてトルコへ行ってみたいなー。
by kohakuza
| 2008-04-02 22:43
| 旅へ
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