お正月ボケとは正に今の私。既に7日と言うのに
昨日まで冬眠中の熊のようにボ〜ッとしておりました。 皆さんは如何過ごされましたでしょうか? さて昨年は妙に忙しくて、ろくに映画にも行けませんでした。 年末に今年のベストは・・・?と考えましたが、本数が足りなかった。ガーン! でも心に残る洋画ベスト1は『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』 邦画は『ゆれる』でした。どちらも余韻は残るがスッキリしない映画ですが 私は映画館を出た後に、色々考え込む映画の方が好きみたい。 ところで自分のベスト10は出ませんでしたが、この方の映画の記事には いつも納得、もしくは行った気になってしまう龍眼日記 Longan Diaryのsabunoriさんの ベスト10を参考に、『僕の大事なコレクション』を借りてきました。 (ストーリー)牛乳瓶の底のようなメガネをかけたイライジャ・ウッドが演じるジョナサンは、家族にまつわる品物をなんでもコレクションしてしまうという一風変わった趣味の持ち主。ある日、祖母からもらった写真をきっかけにウクライナに旅立つことになる。写真に写った祖父の命の恩人だという女性を捜すために。そんな彼を現地で出迎えたのは、ブロークンな英語しか話せない通訳兼ガイド、目が見えないと主張するドライバーの祖父、そして犬嫌いのジョナサンをお構いなしに吠えまくる盲導犬サミー・デイヴィスJr.Jr.・・・。強烈なカルチャー・ショックを受けながらも、祖父の足跡を辿るジョナサンは、やがて思いもしなかった過去の物語を紐解いていくのだった。 まず、思ってしまうのがイライジャの牛乳瓶底メガネ! もの凄くよく似合ってる。(ケント・デリカットさんもビックリ) キャラクター性を重視してるせいかキャスティングがピタリとハマってます。 イライジャ演じるジョナサンは、その不安気でも芯の通った所がピッタリの配役ですが、 アレックスのユージン・ハッツが、ジョナサンとは対照的な文化背景と性格を 上手く表現してて、前半はとても笑えました。 しかしただのデコボココンビのロードムービーかと思いきや、複雑にユダヤ人の歴史や 家族の過去を探すという深いテーマに物語は進んで行きます。 そしてジョナサンの祖父の過去を探る旅は、アレックスのルーツ、アレックスの祖父の 封じられた過去へと主人公が変わっていくのですが、同時に誰もが一度は思う 『自分のルーツとは?』という思いを奮い起こしてくれるのです。 重たくなりがちなテーマですが、最後はそれぞれの登場人物が愛おしい存在に 感じられる映画でした。音楽もとても良かったです。 それはそうと、本作で監督デビューしたリーブ・シュライバーは、この映画の根本的な 出来上りには相当迷ったのかしら? DVDの特典映像の未公開シーン。普通なら「このシーン何故カットしたの?」って 思う所もあるはずですが、この映画に関しては未公開シーンが入ってたら 全然違ったイメージの映画(やり過ぎ)になり兼ねないので、カットされて ホッとしてしまいました。役者はビックリでしょうけど・・・。 上の写真はどこから見ても、↑チンピラにカツアゲされてる高校生のようですが 主役のイライジャ・ウッドとユージン・ハッツ。(笑) ユージン・ハッツのファンになりました。 僕の大事なコレクション 特別版
by kohakuza
| 2007-01-07 02:52
| cinema
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