えっ、8月!
しかも梅雨明けもしてないなんて。 PLの花火を見てビールを飲んでも 何となくココロは夏になりきれぬ今日この頃だ。 主演のリチャード・ジェンキンスは長年、ハリウッドの名バイ・プレイヤーとして 活躍してるらしく、なるほど確かに観たような・・・?と思い浮かぶ出演作品もちらほら。 とは言え、とびきり印象に無いのは彼の脇役としての仕事が成功してるからこそです。 (ストーリー)妻に先立たれ、コネチカットで孤独に暮らす大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は何年も無気力に暮らしていた。ある日、久しぶりにマンハッタンの別宅の扉を開けると、そこには見知らぬ移民のカップルが住んでいた。思いも寄らぬシリア人の移民青年・タレクと出会い。ウォルターはミュージシャンのタレクに“ジャンベ” と呼ばれるアフリカン・ドラムを習い始め、共鳴をおぼえていく。だが、二人の友情は深まる中、突然タレクが不法滞在を理由に拘束されてしまう…。ニューヨークを舞台に、初老の大学教授とアラブ系青年が、アフリカン・パーカッションを通して友情を深めていく。 移民によって支えられて来たアメリカだが、9.11以降の不法移民に対する冷淡な扱いは 私では想像出来ない。きっと見えない不信感が蔓延してるのだろう。 不法滞在と云うだけで拘束し、人権も無視してしまうアメリカの現実を 物語は淡々と描いていく。 孤独で無気力だったウォルターが、そのどうしようもない憤りと怒りをこめて 地下鉄のホームでジャンベを叩き鳴らすラストシーンは 打楽器のもつ無垢な喜びと比べて、あまりにも悲しく響く。 ウォルターにジャンベを教えるタレク役のハーズ・スレイマンがとても 良かったなー。目が生き生きとしていてジャンベを叩く姿に喜びが溢れていました。 それから作品の中で流れるフェラ・クティのアフロビートを初めて聴きましたが この躍動感の中にある、まとわりつくような感覚には本能的に心が惹き付けられる。 『扉をたたく人 』The Visitor HP
by kohakuza
| 2009-08-02 01:25
| cinema
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