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オーケストラの105人
お誘いいただいて久々にシンフォニーホール、大阪交響楽団の演奏会へ。
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3階席だったので、かなり上から一望できましたが
CDだと一つの曲として聴こえるものが
ここではバラバラの音色が一つの音に重なる瞬間が見えて
あぁ、なるほどあのデッカイ楽器はこんな音なんだー♪とか
トライアングルって、こんなに重要なのか!とか、いちいち納得。
新鮮で楽しかった!

私の中でオーケストラと云えば
カーラ・カスキン作の『オーケストラの105人』
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今日の大阪交響楽団の方達もそうですが
いつも正装しておごそかに舞台にならんでいる、オーケストラのメンバー。
どうも別世界の人のような、オカタイ感じ。
あの人たちはひとりひとりみんなどんな人なのか?
どんなふうに仕度をして舞台に集まってくるのか?
この絵本はマーク・サイモントの絵が、何気ない彼らの一場面を
ユーモアたっぷりに描いてて、ホント楽しい一冊です。

普段、小さいライブか、オールスタンディングに慣れてる私には
少々堅苦しくもあり、拍手のタイミングが分からなかったりで
摩訶不思議な感もあるオーケストラの演奏会ですが
地元にこんな素敵な楽団があるのだから、敷居が高いと思い込まずに
又、演奏会へ出かけてみたい。


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by kohakuza | 2010-07-05 02:05 | music
『私の船長さん』
M.B.ゴブスタイン 作 / 谷川俊太郎 訳
『私の船長さん』という、シンプルな線画で描かれた小さな絵本を
本屋さんで見つけました。
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この物語の主人公は、棚にに置かれた木製の小さな人形。
ある日、自分の棚の下の窓枠に一艘の船が置かれたのを見て
その船に乗って自分の所にやって来るだろう
未だ見ぬ船長さんを想って、彼とのロマンスを想像します。
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だけど彼女は、船長さんと手に手を取って冒険に出る訳でもなく
魔法がとけて、人間の姿に戻るような劇的な事もなく
ただ淡々と窓辺の棚の静かな生活の中で、幸せな想いに包まれるのです。
静かで切なくもありますが、読み終わった後に
じんわり心に温かさがあふれました。

私の棚に置かれた小さい人形達も、それを時おり眺めてる私も
こんな幸せな気持ちで、静かな日々をおくる事ができたら
嬉しいのだけれど。


私の船長さん

M.B. ゴフスタイン 作 / 谷川俊太郎 訳


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by kohakuza | 2009-01-18 17:33 | Books
森岡書店
日比谷線、茅場町降りて永代通りてくてくと。
ふと横を見たらキラキラと光る川に、小さなヨットが繋がれてました。
もう春めいた東京でしたが、VQの世界では相変わらず冬の日のようです。
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友人が「茅場町まで行くなら、あなたの好きそうな本屋さんがあるよ。」と、
自信満々に教えてくれた本屋さんへ向かいます。
本屋を示すメールには、「永代通り歩いて,橋を越える手前右、
見たらすぐにカメラを出しそうな古いビル内、森岡書店」

・・・って、大阪在住の私にこの教え方って、どうなんざんしょう。
もう橋を越えてしまい、既にカメラも出しちゃってますわよ。
再び橋をてくてく戻り、曲がるとナルホド写真を撮りたくなる素敵な面持ちのビル。
と言うか、さっき橋から取ったヨットが繋がれていたのは
どうやらこの第2井上ビルでした。
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看板も何もないけど、ビルのポストには確かに「森岡書店305号室」とある。
ちょっと恐る恐るビルの階段を上がると、小さな店名が書かれたドア。
それにしても、この廊下の色は良い赤です。まるで珊瑚。
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ドアを開けるまでは、緊張でしたが
中はスーッと広がるような空間で、ギャラリーでもある壁には
更に心が広がるような、透明感のある作品がかかっていました。
こういう古書店には,気難しい店主がつきもの?なのかなーと思いきや
期待嬉しくはずれ、店主の方はとても気さくな方で展覧会中の作品の事や
本の事、お店の事など分かりやすくお話ししてくれました。
アート系の本や写真集、チェコの絵本も多数あって時間を忘れて
ページをめくってしまいました。
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ジョゼフ・ラダの動物の絵本です。本当に動物が描いてるだけなのに、ちっとも飽きない!

友人へのお礼のメール
「さすがだ。良い本屋さんでした。今後も探索よろしく。蕎麦もよろしく。」



森岡書店 HP
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by kohakuza | 2008-03-18 01:24 | Books
Moi, j'attends『我 等 待』
人口の比率から考えると世界で最も印刷物の多い国
台湾には素敵な書店が沢山あった。
それに台湾にはまだ日本で紹介されていない素敵な作家が多いので、
ついつい本を沢山買ってしまったけど、これはフランスの『Moi, j'attends』の台湾版。
赤い糸とシンプルなイラストのみで、人生を表現した絵本です。
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日本では小山薫堂さんの訳で『まってる。』として売られているのですが
元々絵を見てるだけでも自分なりのストーリーが沸いてくるような本なので
あえて日本語で説明的に意味を知るよりも、分かりそうで分からない中国語が
感覚的で良いのではないかと思います。

『我 等 待』というタイトルは読めないけれど、充分気持ちは理解出来る!ハズ。
台湾では言葉は通じないけど、気持ちは解る!という事が沢山あって
余計にそんな気分になったのかも。
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さて、話しは変わるようで繋がってる。。。
最近パリへ行ってらしたEKreidolfさんの旅行記を読んでたら
食材店da rosaが出て来て、マルコリーニもエルメもサダハルもいいけれど、
ここのレーズンチョコに目がない私は、あの口に入れた時の香りと味が
モアモア〜っと甦って来た。
何とか、もう一度食べれないもんかなーと願っていたら
いつしか相当な念力に変わってたのか、最近パリへ行った知人が
お土産に、ここのレーズンチョコをくれたのだ!メルシー♪
「沢山あるからYちゃんと分けてね〜」と言われ
「はぁ〜い」とイイお返事はしたのだが・・・

食べだしたら止まらないっ!

親友Yよ、他のお土産もあるのだから許せ。
だってこれは『我等 待』だったのだー!←意味は解らずとも気持ちは解るはず。

次はイベリコ豚の生ハムに念力を送るとするか。ニンニン


まってる。
デヴィッド カリ
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by kohakuza | 2008-03-15 02:07 | Books
おひなさま
お雛祭りですね。
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我が家のお雛さまは毎年母の手作りだったので
ある年は折り紙、ある年は粘土、ある年は刺繍した絵、ある年は食べられるお雛さん
といった風に、毎年母も私達も楽しんで一緒に手作りしてました。
立派なお雛さんはヨソさんで見せてもらって、家では手作りする事が
当たり前だと思ってて不思議とも思わなかったのは母のアイデア勝利です。
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この本は先日、神保町の古書店で見つけた「おひなさま」
小波・作、栄・画とあります。大正2年印刷ですがこれは昭和53年の復刻版。
版画で凝った箱に入っており、美しい本です。

オハナちゃんの家は貧乏で立派なお雛さまを買ってもらえません。
タマコさんはお嬢さんで、オハナちゃんが欲しいお雛さまを買ってもらって
帰ってしまいます。嘆くオハナちゃんに、おっかさんは夜中の間に
折り紙でお雛さまを折って、枕元に置いておくと目が覚めたオハナちゃんは大喜び!
おっかさんに習って自分でも沢山作って、友達にもあげて評判になります。
一方タマコさんは立派なお雛さまに飽きてしまい
それを知ったお雛さまとお内裏さまは悲しんで、タマコさんの家から家出!
オハナちゃんが作ったお雛さまを、タマコさんは買おうとしましたが
オハナちゃんは売ろうとせず、作り方を教えてあげます。
タマコさんは自分の作ったお雛さまで、ずっと楽しく遊びました。
そしてオハナちゃんは立派なお雛さまをいただいて、紙で折ったお雛さまと
懇親会して、みんなバンザーイバンザーイ!おしまい
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オハナちゃんのおっかさんと我が家のおっかさんは
どうやら同じ精神のようですなー。

しかし娘は少々横着なので、手作りせずに
この「おひなさま」の絵本を机の上に飾り付けてみましょ。
お道具もご馳走も何にもないのは、カワイソウなので
マスキングテープで菱餅と見立てましょ。
どうかしら?
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お、さっそくお嬢さんが遊びに来てくれました。
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by kohakuza | 2008-03-02 22:37 | my favorite things
『ポッシノコネ』で学士会館 sanpo
少し前に東京へ行った時、友人が神保町の古書店街を案内してくれました。
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私達3人のお目当ては共に古い絵本で、お互い我を忘れて掘り出し物を探し
その中で買える物を選びに選んでたら、アッと言う間に時間が経っていた。
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そこでお茶をしながら、お互いの獲物を見せ合おうと言う事になり学士会館へ向かう。
一息付いて本を開くとお茶を置くスペースが無い程、机に絵本が山盛りになっていた♪
重厚な学士会館に集う紳士淑女はポカンとしていたけれど、
私達はこの山盛りの絵本の光景だけでも、やたらと楽しいのだ。
お茶を飲み終わったら談話室で、小声で再び絵本談義。
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友人が見つけた、この日の1番の獲物『ネコノシッポ』復刻版。
つい逆さ読みして「ポッシノコネ」でも何だかキュート。
何ともシュールで楽しいお話しと絵で、買えなかったのが悔しいので撮影する。
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色んなナンセンスなお話しが入ってる『おしゃれうさぎ』
お洒落なウサギちゃんは耳にリボンを付けて
キツネに「かわいいでしょ?」と聞くと、「耳が短かったら、もっとカワイイのに。」と言われ、
蟹の床屋さんで耳をチョキンと切ってしまう・・・って
えぇーー??ウソぉ?って言うよなお話しが、何とも淡々とカワイク描かれてます。
それにしても、昔の絵本はシュールな事をアッケラカンと描いてて
今の物よりも表現が自由だなーと思う。
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カーラ・カスキンの『オーケストラの105人』
オーケストラの楽団員がホールにやって来るまで、それぞれどんな身支度をして
到着するのか?シャワーを浴びて、下着をつけて、髪をセットしてなどなど
細かく愉快に描いてて何度見ても楽しい傑作です。
(コレは私の本!)

一人で本屋さんでじっくり探すのもいいけど
絵本好きが集まって、お互いがどんなイイ物を探し出すのか牽制しつつ
本棚に目を凝らすのは、ちょっとゲームみたいで楽しい。
ただこんな場合でも、女の競争心がモクモクと出るのか
どうも前後不覚に落ち入るようで、いつもよりもやたら沢山購入してる事に
気付いたのは、ドッサリと重いトランクを引っ張る帰り道なり。


学士会館 HP
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by kohakuza | 2008-02-08 03:33 | Books
『華々しき鼻血』 エドワード・ゴーリー
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今日は久々に車で出かけた。ちょっと混み合った道路で信号待ちしてると、
ふとミラーに後方のアルファロメオを運転する女性が目に入る。
よ〜〜く見ると何だか変な動き。
何と大口を開けたり閉じたり、タコみたいな口にしたり、舌を出したり引っ込めたり・・・???
とにかく車を運転してる人のする顔の動きではないっ!!思わず前も見ずに観察し続ける。
前を運転する私に対する挑発では無さそうだし、どうやら、彼女はかなり真面目に
顔の体操をやってるように見えた。(多分だけど)
そう言えばTVで佐伯チズさんがこんなのやってたかも。

いくらプライベート空間と言えど、ガラス張りの車で顔面体操とは
「あっりえないよね〜♪」と、可笑しくなってプッと鼻で笑ってしまった。

おお、神よ、これがいけなかったのでしょうか?

人間誰しも一生懸命やってる事をいくら滑稽だとしても
鼻で笑うなんて愚かしい事だったようで、天罰が下った。

笑いながらブレーキを踏んだ時に、冷た〜い物がツーーと顔に落ちてきた様に
感じて手で押さえてみると・・・・。

「は、は、鼻血?」

チョコやナッツを食べたわけでも、興奮したわけでもないのに数年ぶりに突然鼻血

タイミングが良すぎて、さっきの彼女に呪いをかけられたのかと思った。
同時にアルファロメオは右折して去ってしまった。

車を止めて、涙目で鼻を抑えつつ頭の中に浮かんだ映像は
エドワード・ゴーリー著の『華々しき鼻血』 
独自な韻を踏んだ文章と精密な線画、A〜Zの副詞を使って
不条理で否定的な文章を、子供が悪意なく発する言葉のように
リズムカルで軽快に表現し、まとめられた大人の絵本。


ゴーリーの絵本は他にも傑作が沢山あるけれど、これが一番好きな本で
まさか、こう言う状況で頭に浮かび、記事にしようとはまったくもって不条理な。

帰宅後、悪寒&発熱が。
どうやら風邪引いたみたいです。(泣)
やっぱり不条理な。



華々しき鼻血
エドワード ゴーリー Edward Gorey
柴田 元幸 / 河出書房新社
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by kohakuza | 2006-11-17 00:24 | Books