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鼎泰豐 (ディンタイフォン)
今日は高島屋に用事があって、久々にデパート散策。
お茶でも飲もうかって言ってたのに、何故かスタスタとレストラン街の7階に上がり
台湾台北の点心レストラン、鼎泰豐(ディンタイフォン)に行く事になった。
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どうも最近、香港に行かれた『龍眼日記 Longan Diary』さんのブログを見せてもらってたら
点心が食べたい〜〜っ!と脳が信号を送ってたみたいだ。
(しかしよく考えたら、本来は香港飲茶を見てたので地下の「糖朝」に行くべきですが。)

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まぁー細かい事はおいといて、とにかくこの小龍包、ジュワ〜っとしてます。
セットで頼んだチャーシュー麺もいいお味でした。

この鼎泰豐、日本では各地高島屋に入ってるそうです。
デパートで歩き回ってちょっと小腹が空いた時、お茶でもないし、ケーキじゃ物足りないし、
サンドウィッチは中途半端よね〜って感じの時に、ピッタリです。
台湾の本店にも是非行ってみたいな〜。

さて、 鼎泰豐 Japan のホームページを見てるとちょっと不思議なコトが。
トップ画面の一番下の方に、何故か↓お箸袋と紙おしぼりの画像が貼ってあり・・・・。


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リンクバナーにしてもこんなに大きく配置してるのは、かーなり珍しいと思うんですが
このお箸袋の画像の方をクリックすると、さらに不思議な画像が・・・・???
お時間ある方はお試し下さい。(ちょっと脱力しますけど)

う〜ん、さすがニューヨーク・タイムズに「世界10大レストラン」の1つとして掲載された
世界的に有名な点心料理専門店だけあって、奥深いっ!のか?
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by kohakuza | 2006-08-29 22:07 | 美味しいモノ
奥田英朗 著 『イン・ザ・プール』
8月も終わりに近づいて来たとはいえ、夏はまだまだ終わりそうにない。
こう暑いと、こ難しい本なんて読みたくないよ〜
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そんな訳で涼しげな装幀と『イン・ザ・プール』という言葉に誘われて、この本を読むことに。

ストーリーは熱帯夜にピッタリのシンプルな運び。
総合病院の地下にある神経科の、伊良部はトンデモない医師。
そこに送られて来る水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…などなど変な病気に悩む患者。
一話完結になっているので、読みやすい。

この伊良部医師、かーーなりの変人で非常識、精神年齢5歳、注射マニア、マザコン
しかもデブでこの総合病院の息子(だから金持ち)。看護婦は露出狂?
ここに診てもらいにやってくる患者の方が、どう考えても普通に見える。
そう、患者の方が至極真面目に生きて来た人達で、色んな社会のルールを守ってきて
キチンと生きて来たはずなのに、少し心や身体に異常が出てしまった人なのだ。

そんな人に比べて、超非常識さを隠しもせず欲望の赴くままに行動する
伊良部の姿が読み進めるうちに、何とも愛すべき存在になってくるから不思議。

でも、願わくばこんな先生にお世話にならない事を心から祈ってしまう。

この本を読みおえたら、単純ですが何だか無性に泳ぎたくなったので
近くのプール&スパに行って、2時間程ひたすら泳いだり歩いたり、
「自分の身体も水の詰まった袋のようなもんだな〜」と思いながらプカプカ浮かんだりした。

その後のスパで、ふとアカスリお姉さんと目が合う。
(それにしても、どこのアカスリのお姉さんもユニフォームはあの黒ブラ&パンツなのかな?)
普段あんまり肌が強くないので、やってもらわないけど今回はお願いする事に。
1キロぐらいは落ちたのでは・・・?と思うぐらい、アカを落として
身体も気分も、スッキリでした。

当分は伊良部先生のお世話にならずにやっていけそうだ。



イン・ザ・プール
奥田 英朗 / 文藝春秋
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by kohakuza | 2006-08-24 22:56 | Books
Last.fmをブログにはってみる。
いつもお越しいただいてる方でしたら、最近隣のメニューの下の方に
♪今聴いてる音楽♪が加わってるのに、気付いていただいた方もいらっしゃるでしょうか?

エキサイトのネームカードの中に「Last.fm」って機能が追加されたらしく
まだよく理解してないにも関わらず、メニューに追加してみました。(←新しもの好き)

ここに表示される音楽のトラックは、現在私がパソコンで聴いてる音楽。
(ちょっとタイムラグあるけど)
仕事中もほとんど音楽が流れっぱなしなので、ログインしてると
自分が聴いてる音楽の再生回数や週刊チャートが分かるようになってて、
これをブログにも貼れるようにもなっております。

こんな感じ↓ウサギの画面をクリックしてもらうと・・・・



私のページに飛びます〜。

まずはネームカードから「Last.fm」をクリックして登録して下さい。
私はネームカードから登録する時に、エキサイトID以外のID登録にしたので
ページは"pechika"になってます。(ん?何か聞いた事ある名前?
ここから自分のブログにリンクもできます。
それから自分と同じような音楽を聴いてる人なんかも、世界中から
勝手に探して「ご近所さん」として表示してくれたりします。
私みたいに全く統一性の無い音楽センスの人にも「ご近所さん」が表れました。

ただ、このサービス
最近日本版が出たばっかりらしいので、ヘンテコな日本語解説。
もうちょっとしたら、ちゃんとするのかなぁー?
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アカウントを取って、ソフトをインストールしたら
後は音楽をひたすら聴けばいいだけ!
ブログや自分のサイトに、このチャート(再生履歴)を貼付けたい時は
「チャート」をクリックしてHTMLコードを貼るだけなので、とってもカンタンです。
メニューに貼る場合は、「Basic」からシンプルなチャートを選んだ方がいいかも。

記事に貼ってしまうなら、色んなデザインが選べる「By Popularity」何かから
選ぶとこんなにかわいい鉛筆チャート↓やら





電線のチャート↓やら、その他モロモロなデザインでチャートが表示できます。
毎回の記事のトップに付けてもいいかも。





音楽好きな方なら是非試してみてほしいなぁー。
と言う私は、まだこの機能を使いこなせてないので
ちゃんと理解してる方がいたら、教えてほしいのですが・・・・。


まっ、とにかく音楽ってイイですね〜♪
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by kohakuza | 2006-08-19 02:14 | music
旅する音楽
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先日、国立国際美術館で「三つの個展」を見た後に
grafのgmでやっている「tenants」展も見に行く。

THEATRE MUSICAの"6, Rue Des Filles Du Calvaire" を購入。
銀色のトレーシングペーパーのような封筒に、CDとパリの写真が数枚カラーコピーされて
曲目が書かれてるが、もちろんフランス語は判読不可能。
でも、こう言う「何が入ってるか?楽しめるかどうかは貴方次第よ。」と言わんばかりの
パッケージには、いつもホイホイ騙されたい私。
中身はパリの街角から、聴こえてきそうな音と音楽。行き交う人の話し声、地下鉄の音。
音楽の中に街の空気も封じ込めてるみたい。

もう一枚は、先月京都のefishでやっていた「リビングワールドの仕事展」
(現在益子で開催中)で購入した"Sound Bum"
こちらはアラスカ、メキシコ、台湾、ロシアetcと世界中を旅した音の旅行記のようなもの。

飛行場の音かと思えば、ジャングルの中の鳥達の声、突然降り出すスコール。
部屋に居ながらこの音に耳を澄ますだけで、何だか幽体離脱して
魂が空をフワリと飛びそうだ。

こんな風に「音」を楽しむようになってから、私も時々耳を澄ますようになった。
案外ありふれた景色の中にも、んっ?!と驚く音が隠されてる事に気付く。

バス停の下の蛍光灯、ジィジィッーーィ・・・・。
えっ、こんなに大声で主張してらしたのね。などと。

虫の声を聞いて、季節や情景を感じる事ができるのは日本人だけだと聞いた事がある。
ヨーロッパやアメリカでは、虫の声は虫の声。もしくはノイズ。
まったく耳に入っていない事も多いらしい。
そんな事をきくと、街角やジャングルの音を聴いて、旅した気分になれる能力は
特別な感じがして、結構、お得?で嬉しい。



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"THEATRE MUSICA"
〜移動映画館情報




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「リビングワールドの仕事展」
2006年8月5日(土)〜24日(木)
栃木県 益子 STARNET ZONE

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by kohakuza | 2006-08-17 04:06 | music
『おばあちゃんの家』
お盆です。
父方の祖母は真っ黒に日焼けして田舎の海で泳ぐ私に「女の子はキレイにしとかないけん。」
と、いつも言ってくれていた。祖母はいつも真っ黒に染めた髪をキチンと結い上げ、着物をちゃんと着ていた。母方の祖母は絵を描いたり、縫い物が得意で、よく色んな物や洋服なんかを手作りしてくれた。二人で美術館へもよく行って、ジョナサン・ボロフスキー展などちょっと難解な芸術作品にも、楽しそうにつき合ってくれた。
そんな二人の祖母は、既にそれぞれ極楽浄土と天国へ旅立ってしばらくになる。
今日、二人は実家に帰ってるのかしら?
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この映画を観たとき、何の前振りも無く観たので、最初はドキュメンタリーかと思った。
主人公のおばあちゃんは、イ・ジャンヒョン監督が「何となくそこへ行ったら理想のおばあちゃんがいるような気がした。」との直感を頼りに中部・永同郡の山里でこのおばあちゃんに出会ったらしい。直感でと言うよりは、神様が「ここにいてるわよ〜」と教えてくれたのだろう。
このおばあちゃんはどんな女優さんよりも、心に残る人だった。
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(ストーリー)
母親に連れられて、ソウルから田舎に住むおばあちゃんの家に来た少年サンウ。読み書きができないおばあちゃんとうまくコミュニケーションがとれず、また不自由な田舎の生活に苛立つサンウだったが、どんなワガママに振る舞っても怒らず、サンウのために一生懸命のおばあちゃんのやさしさに、彼も心を開いていく。
ゆったりとした田舎の時間、みんなが家族と言わんばかりの親切な田舎の人々、そして語らなくても十分に伝わるおばあちゃんの深い愛情が、心にジンワリ染みわたる。おばちゃんを演じたキム・ウルブンはじめ、サンウ以外のキャストはほとんど素人。役作りなしの自然なたたずまいが、この映画を成功に導いたといっても過言ではない。



このワガママな都会育ちのサンウを見ていると、途中何度も頭をはり倒してやりたくなるのは、
私だけじゃないはずですが、どこのおばあちゃんも多かれ少なかれこんな孫の傍若無人さに
キリキリ舞いさせられてるんだろうなー。かく言う私もその一人で、今は大人になったので
「自分はイイ子だったハズ。」と思いこんでるが浄土と天国の祖母二人は、顔を見合わして
失笑してるかもしれない。

淡々と流れていくおばあちゃんと孫の田舎での生活。
ただそれだけの話しなのだが、最後に悲しい訳でも泣きたい訳でもないのに
涙が出てしまった。しかもドッバーーンと。

予告無しの涙が思いきり出たので、座布団を丸めて畳でふて寝だ。
プール帰りのようなホワンと身体が温かい心地よい疲れ、畳の香ばしいにおい。
そんな夏に戻ったような映画です。



おばあちゃんの家
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by kohakuza | 2006-08-16 06:32 | cinema
『フィッシャーキング』
先日「あつさのせい?」でテリー・ギリアム監督の『ローズインタイドランド』の開始時間を
間違えてしまった。レイトショーだったし最終日だったので、観る事かなわず。
あまりに悔しいので(自分に)帰りにギリアム監督の「フィッシャーキング」を借りるコトにした。
私のベストギリアムは「未来世紀ブラジル」「バロン」「バンデットQ」
そしてこの「フィッシャーキング」
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(ストーリー)
ニューヨークの人気毒舌DJ、ジャック(ジェフ・ブリッジズ)はある日、自分の不用意な発言によってリスナーの一人が大量殺人事件を引き起こしてしまう。数年後、DJをクビになり、ビデオショップの恋人アンのしがないヒモ暮らしを送るジャックは、同じく例の事件で、目前で愛妻を殺された事をきっかけに精神を病んでしまい、ホームレスになった元大学教授のバリー(ロビン・ウィリアムズ)に出会い、彼に頼まれて人生を変える不思議な力をもつキリストの聖杯を探すことになる…。



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この解説を読んだだけで、何もそこまでシビアな
設定にしなくてもいいじゃない!と言いたくなるが、この内容にしてニューヨークを舞台にした
ファンタジックなラブストーリーであるのは、
やっぱりギリアム監督だから。



この作品の中に私が今までに観た映画の中でも、最も美しいと思うシーンがある。

それはパリーが恋した不器用な女性リディアの、朝の出勤を目で追うシーンなのだが
彼が彼女をラッシュの中で見つけると、突然セントラルステーションを行き交う大勢の
見知らぬ人同士がワルツを踊りだして、舞踏会のダンスホールのようになるのです。
その夢のような世界は、あっという間に又ラッシュの駅の人ごみに戻ってしまうのですが、
このワンシーンでパリーの「恋」と「切なさ」の気持ちが痛いほど表現されている
素晴らしく美しいシーン。
「恋」って素敵!と誰もが素直に思えるはず。

主役のロビン・ウイリアムズ と ジェフ・ブリッジズも本当に素晴らしい演技なのだけれど
ダメダメ男のジャックの贖罪を助けようと、見守る恋人のアン(マーセデス・ルール)には思わず気持ちが入れこんでしまうし、パリーの恋の相手で不器用すぎる女のリディア(アマンダ・プラマー)もその不器用さが見守らずにはいられない、カワイイ女性を演じている。

感情を出しすぎる情熱の女のアンと、不器用で根暗のリディア、二人の女の性格はまるで違うのだけれど、二人の愛の深さと一本筋の入った強さが、このファンタジックな妄想をかかえる男達をしっかり支えていて、この映画に共感し感動できる所だと思う。


この映画の中のニューヨークは、まだファンタジーの許される街だったような気がする。
1991年の映画だけど、もっとずーっと昔の映画を観たような気持ちになってしまって
余計に切なく美しく感じれる、1本です。





フィッシャー・キング
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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by kohakuza | 2006-08-15 05:24 | cinema
三つの個展 国立国際美術館
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お盆の大阪の街は、ヒッソリとしていつも見てる風景とはまったく違う。
車も人も少ないので、さぞかし美術館など空いてるだろう、しかも雷が鳴って来たぞ
ナイスタイミングだ!と思って前々から行きたかった 国立国際美術館の
『三つの個展』と題した、今村源、須田悦弘、伊藤存の展覧会を観に行った。
この三人の作品はそれぞれの個展などでも観ていて、それぞれ好きな作家さんだったので
この展覧会の告知を聞いた時は、絶妙な組み合わせ!と驚いた。

3人の作品の表現は、まったく違うのだけれど何となく共通点もあるような気がする。
3人共、作品がとても「のびやか」でカテゴリーやジャンル、もしくは日本の美術界に残る
縦構造っぽいものに属さないように写る。(あくまでも私の感想ですが)
そして、つかみどころが無いけれど、透き通った物を見上げたような印象でした。

暑さに負けて中々足が向かなかったけど、見応えありです。素晴らしくヨカッタ!
9月18日までで、月祝日はお休みです。


もう発売してからしばらく経つので、書店にあるかどうか分かりませんが
9月号のLマガジン では、この展覧会を含めた色んな美術館、博物館情報が載ってて
分かりやすいです。


『三つの個展』 国立国際美術館
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by kohakuza | 2006-08-14 02:09 | art
うつぼ公園 VADE MECVM. cafe
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うつぼ公園近辺には、素敵なお店やカフェが多いが、以前からちょっと気になってたのが
イギリスのプロダクツブランド、ヴェイディミーカンのギャラリー&カフェ、ショールーム #2。
場所はJapanese Cafe「翠」の横ぐらいで公園からと道路側の両方から入り口がある。
(写真は公園側からの入り口)
中はいかにもカフェと言う訳ではなく、座高の低いちょっとベッドみたいな大きめのソファーと
それに合ったテーブルがあって、座れるのは2組か3組ぐらいで、
その贅沢な空間が、居心地グッド。
デンマーク発「bodum」のカップやポット、キッチン用品を使用し展示販売していて
オープンカウンターの中身も興味津々だ。
お茶やコーヒー、アルコールとシンプルなジェラード、ショートブレッドやチョコなどの
お茶受けも種類豊富。たっぷりとしたスィーツではなく、IZZOのエスプレッソに
カカオが多い目のチョコ1枚(¥50)などが食べれるカフェって珍しい。
テイクアウトだと、エスプレッソは¥100とお値段もお安く、
もう少し涼しくなったら公園で食べたいなー。

今はまだ店内のゆったりソファーで、公園の緑を眺めながらがいいですが。



VADE MECVM. Showroom #2 
大阪市 西区 京町堀 1-13-21 高木ビル 1階
(水曜定休)8:00 - 19:00
TEL 06-6447-1299

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by kohakuza | 2006-08-12 20:45 | 美味しいモノ
岩井志麻子著「ぼっけえ、きょうてえ」
何だか、うなされてたような気がするな〜。
暑さと寝苦しさで目が覚めたら、丑三つ時。真っ暗なリビング。キャ〜
うたた寝のつもりがすっかり寝込んでしまったみたいだ。
この真夏のまとわりつくような暑さに目が覚めると今度は中々寝付けない。
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岩井志麻子著の「ぼっけえ、きょうてえ」を書店で目にしたのはもう随分前の事。
あまりに装画(甲斐庄楠音)のインパクトと言葉の不思議さに目が釘付けになってしまった。
いつもなら、取りあえずジャケ買い!のはずだが、どうもこの本の中から異様な
空気が流れてきてる。「ぼっけぇ、きょうてえ」とは「スッゲー怖い」って意味だったのだ。
短編だったのでそのまま書店で立ち読み、全部読まなくても独自の方言の語りかけが
とてもオッソロシーかったので、結局その日ビビリの私は購入しなかった。

さてその数年後、私は仕事で岡山に訪れる事になり
ふと、岡山と言えば・・・・?「桃」・・・じゃなくて「ままかり?」でもなくて・・・・
岡山と言えば?・・・・・「ぼっけぇ、きょうてえ」!?と突然思い出し、
今度はいつもの古書店にて勇気を出し、購入することになった。
中身は期待以上の恐ろしさ。ホラーの賞を取ったらしいが、これは間違いなく怪談だ。

教えたら旦那さんほんまに寝られんようになる。…この先ずっとな。
時は明治。岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた…。
岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。


三篇に共通して、古い因習や差別感、迷信、悪習など今の日本がフタをして
表面化されていないが、今の時代にも確実にあるだろうタブーを包み隠さず書いている。
著者はこの時代の人間だろうか?と思ってしまう程、あっけらかんと書かれているのだ。
(と思ったら、現代に生きる彼女もタブーのパンチドランカーみたいな人でしたが)

ただこの本、人によっては顔をそむけたくなるような描写の連続なので
万人にはお薦め出来ない。私の友人にも、いつものように「返さなくていいよ〜」と
軽く差し上げたところ、「家に置いてたら怖い」と言って、即帰って来た。
岡山出身の岩井志麻子さんの他の作品も同じようなテーマの怖い小説が沢山出ているが
私はこの「ぼっけえ、きょうてえ」が一番怖く、短く、濃いと思う。

三池崇史監督、主演の工藤夕貴で映画化された『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』
全米公開が前提で、何とっ、セリフは全部英語!ちょっと観てみたい気はするが
本を読んで受けた恐怖感には、かなわないだろうなー。

それにしても岡山って、ミステリアスな場所である。
そう言えば横溝正史の「八つ墓村」も設定も元になった事件も岡山だったな〜。
山深い地域の緑は濃くて、日の明るさと対比してどこか神秘的で
私は大好きな地だけれど、その光と陰が色んな作家に恐怖のイマジネーションを
沸かせる理由の一つだと思う。

8月の眠れない夜に読むと、増々眠れなくなる1冊です。




ぼっけえ、きょうてえ
岩井 志麻子 / 角川書店
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by kohakuza | 2006-08-12 04:34 | Books
「あつさのせい?」 スズキコージ
最近、うっかりとも言い訳し難いポッカリミス多発の私。
頭の中では「フィンランド」と思いつつ、キーボードで「スウェーデン」と
打っていたり、特徴ある下の名前を持つ仕事先の人の、名字を読んだつもりが
口では下の名前を読んでいたり、映画の開始時間の間違い、納豆の大粒と小粒の間違い、
え〜っと、いま平成何年だっけ?などなど・・・。
TVでやっていたのだが、一つの重大事故の下には29の小さい事故があり、
その下には300の小さなミスがあると言うピラミッド型の法則があるらしい。

おおっ、それはヤバい!私のイージーミスは
すでに300ぐらいは起ってるような気がするなー。

f0019410_22585993.jpg「あっ、やっちゃった!」と思った時に、
私の頭の中に浮かんでくる言葉と絵がある。
それはスズキコージさんの絵本、「あつさのせい?」

スズキさんは個性的な絵とリズミカルでナンセンスなお話しが
上手い絵本作家さん。


とても暑い日。うまのはいどうさんは駅のベンチにぼうしを置き忘れ、
それを拾ったキツネのとりうちくんがかぶってみると、
なかなかにあっていて、自分のイカス姿にボーッとして持ってたカゴを忘れ
それを拾ったブタの三吉は……。と、拾っては忘れていく
うっかり者の動物たちの愉快な愉快なぐるぐる話。
そしてすべては『あつさのせい?』なのだ。


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たとえ小さいミスでも、やっちゃえばそれなりに凹む事もあるが
ここはひとつ、『あつさのせい?』で乗り切っておこう〜。←反省ナシ。
(上の写真は「あつさのせい?」でダレきったワサビとショウユ)


あつさのせい?
スズキ コージ / 福音館書店
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by kohakuza | 2006-08-09 23:43 | Books