カテゴリ:cinema( 60 )
『the WIZ』
何だかミュージカルが観たーい新年早々の今日この頃で、
久々にブラックミュージカル『ウィズ』を鑑賞。
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ジュディ・ガーランドの「オズの魔法使い」も大ダイスキですが
こちらの1978年作のオール黒人キャスト版も、今では考えられない豪華なキャストと
モータウン音楽が素晴らしいです。
特に案山子役のマイケル・ジャクソンと出会うシーンの
「Ease On Down The Road」「You Can't Win」は最高にワクワク♪する。
ホントに自分の目の前にも黄色いレンガの道が開けていくような楽しいシーン。
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グリグリ頭のドロシー役のダイアナ・ロスもアフロのマイケルもキュートで
本当に歌うのが楽しそうなのだ。今は音楽以外の奇天烈なゴシップばかりのマイケルだけど
この頃は音楽がきっと本当に楽しかったんだろうな・・・。と、思いたい!
ダイアナ・ロスはドロシーには大人過ぎると、不評だったらしいけど
私としては真っ赤な芥子の花畑を通り抜けようとするシーンの撮り方が
妙に大人っぽくてビックリ。
童話を原作にしながら、全然子供向きに仕上がってないところが
さっすがブラックパワー満載♪





ウィズ
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by kohakuza | 2008-01-04 22:44 | cinema
『Hairspray』
あ〜楽しかった♪
久々にアメリカらしいミュージカル映画の王道ですね。
思いっきり歌って踊って、その中に人種差別問題へのメッセージ性も
ユーモアたっぷりに含まれてて、とにかく楽しめました。
本日、すべての行動がミュージカル調なワタシなのよ〜♪
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が、しか〜しイキなり冒頭から気になってたシーンがあったので
帰宅してスグに検索してみたキーワードはコレ。『ヘアスプレー 露出狂のおじさん』
すると、やっぱりヒットしました♡ハァ〜スッキリしました。
一瞬だったけど、このシーンで「露出狂のおじさん」の配役を望む人と言えば
世界に只一人、この方以外にはいません。
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スティーブ・ブシェミと毎回見紛うのですが、
カルトの御大、ジョン・ウォーターズ監督!この作品のオリジナル「ピンク・フラミンゴ」で
世にカルトとは、悪趣味とは、下品とはと言う美意識(?)を大マジメに知らしめたお方です。
と言う訳で、素晴らしい演技でした。

さて、何と言っても配役は素晴らしかったですね。
主演のトレーシーはじめ、恥じらうレディなママ役のジョン・トラボルタ、
存在感がカルト的になってきたパパのクリストファー ・ウォーケン、
そして彼の宿敵?名作「バットマン2」ではキャットウーマンだったミシェル・ファイファーは
最高に意地悪でカッコよかった〜そして、やや人工的ではあるものの美貌を保っていました。

思いっきり食べて太っていたり、煙草をガンガン吸うシーンがあったり、
恐ろしい程ヘアスプレーをかけまくったりと、現代社会では暗黙的タブーなシーンが
沢山出てきて、現代風のがんじがらめな価値観を風刺してる所が気持ちイイ。
全編流れるストレートな音楽は、パワフルでポジティブそのもの。
単純だけど「愛と音楽があれば人生ほとんど幸せ〜♪」と
思わせてくれる、最初から最後までノリノリの大好きな作品でした。


『ヘアスプレー』HP
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by kohakuza | 2007-11-03 19:45 | cinema
『あなたになら言える秘密のこと』
人はどのくらい秘密を抱えて生きていけるのだろう?
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『死ぬまでにしたい10のこと』のイザベル・コイシェ監督の作品。
と、気付いたのは邦題の付け方に引っかかって、DVDを手に取ってからだった。
実は『死ぬまでにしたい10のこと』は、切ないけれど美しく終わり過ぎて
どうも私には共感できなかった。
でもサラ・ポーリーの透明感や黙って見つめてるだけで色んな事を語れる瞳は印象的。
そして久々にじっくりと演技を見れたティム・ロビンスはやっぱり凄い存在感だなー。

何も知らず考えずに見たので、見終わった後はしばし呆然・・・。
え?私、こんな映画見逃してたの?と、今年の自分に激しく後悔。ビンタ連発です。
言葉にすると、全てが陳腐にしか表現出来ないけど
心に染み入る素敵な物語。
そして前作よりもずっとリアリティでファンタジックなラブストーリーだと思う。

孤独なハンナは機械的にこなす日常生活の中で、あまりに勤務態度がマジメ過ぎると
上司に休暇を命じられる。
そして彼女が向かった先は、どこまでも海の中にポツリそびえ立つ油田掘削所。
そこで大ヤケドを負った、ジョゼフと出会う。
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人はどのくらい秘密を抱えて生きてるのだろう?
そしてその秘密を、どれくらい打ち明けられるのかな?
秘密を共有する事は、相手が苦しみを半分背負ってしまう事になる。
拒絶されたら、今よりもっと傷ついてしまう。
そんな事を考えてたら、きっと殆どの秘密や苦しみは、
自分の心の内に置き去りにするしかないのかも。

ハンナの涙の海で、泳ぐ練習をすると言うジョゼフの言葉には
私も危うく自分の涙で溺れそうになりました。

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油田掘削所と言う、どこか現実感のない場所と他の登場人物も、
色んなキーワードがそのセリフや行動に隠されていて、とても丁寧に描かれている。
アヒルでさえも、何かを語ってたはず(?)
特に、ハンナに淡い恋心を持つコックのサイモン!『トーク・トゥ・ハー』のハビエル・カマラ 。
だけど、この人は役柄がいつも恋の脇役なんだよな〜。
こんなブランコをさり気なく作ってくれる彼に、私は心惹かれるのですが。

偶然にも、少し前に劇場で観た『パンズ・ラビリンス』と同じくスペインの映画。
そしてどちらも戦争と言う狂気の世界からの精神的な脱出がテーマになっている。
どちらも重たく根深いテーマだけれども、深いダークサイドから抜け出た時の
心の開放感は、素晴らしかった。
今のタイミングで、この2本を続けて観れた事に必然性を感じました。



『あなたになら言える秘密のこと』HP



あなたになら言える秘密のこと
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by kohakuza | 2007-11-02 02:23 | cinema
『パンズ・ラビリンス』 El Laberinto del Fauno
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ダークファンタジーは大好きな私、これは見逃せないなと久々に映画館へ滑り込み
ようやく観れました、『パンズ・ラビリンス』
何となくジム・ヘンソンの「ラビリンス 魔王の迷宮 」なんかを想像してましたが
そこはスペインとメキシコの合作だけあって、ただのファンタジー物では無かった。

1944年スペイン内戦終結後、フランコ独裁政権下の歴史的な背景や
戦争を取り巻く、少女の家族の人物像もしっかり描かれていて、
主人公のオフィリアの心の中では「ファンタジー=夢の世界」ではなく
「ファンタジー=現実からの解離」つまり、辛い体験から空想によって逃れられる世界観を
描いているように思え、最後の場面に関わらず胸がギュッと掴まれる
訳も無く悲しい場面も多かった。

父親の戦死、母の再婚、再婚相手の大尉は冷血なファシスト。
そして身重の母親と向かった先は、鬱蒼とした森の奥の基地。
こんな逃げ場の無い世界の中へ連れて行かれたら?
誰だって、本の中へ、おとぎの国へ、苦痛の無い世界への
鍵が欲しいのは当たり前。
彼女はあまり信用できそうにないパン(牧神)の言う事を聞き、3つの試練に立ち向かう。
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それにしても、登場人物がどの人も興味深かった。
特に再婚相手の大尉はヒトラーを思わせる残忍さだが、自分の父親に「死の時刻」を
手渡された事によって植え付けられた、死への恐怖の裏返しに
自分の息子を生ます事「血を繋げる事」に異常に執着している。
ナイフで刺されても、口を裂かれても自ら縫合し、追いかけてくる悪魔的なパワーは
グロテスクなシーンよりも、ずっと象徴的で恐ろしい。
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オフィリアの母親とメルセデス、対照的な女性としての描かれ方も
この二人の大人の女性のどちらの要素も、オフィリアが備えているようにも思える。
メルセデスとゲリラに密かに味方する医師は、大尉の命令に背く事によって
死を選ぶ事になるのだが、彼の死は又違う意味を持ってるようにも思えた。

戦争や恐怖からの脱出が、もたらす物は「苦痛の無い世界」なのか?
それとも、死によって得られる開放感だけなのか?

恐ろしい世界から、チョークで描かれたドアを開けば
美しく輝くおとぎの国の世界。
しかし2つの世界は必ず背中合わせに存在してる。
見終わった後、ジワジワと心の中に染み入るような不思議で
切なく美しい映画でした。
音楽の余韻も残る。

『パンズ・ラビリンス』 El Laberinto del Fauno
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by kohakuza | 2007-10-26 01:01 | cinema
『Le Ballon Rouge』は何故DVD化されないの?
近頃、とにかく火、水、木に自由が利かないので、ほぼレディー(?)でありながら
レディースディの特権を、まるで使えなくなってしまった。
観たい映画は山程あるのに、よ〜く考えたら今年は片手分しか映画に行ってないかも。
少し余裕も出てきたので、せめてレンタルでもしようとお店に行くと
最近はほとんどの映画がDVD化してる。
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さて、古い映画も、マイナー映画もDVD化されてる昨今なのに
長年DVD化を待ち望んでるにも関わらず、何故かまだなっていない名作
フランスのアルベール・ラモリス監督の『Le Ballon Rouge』
日本では「赤い風船」として、いわさきちひろさんの翻訳絵本にもなってる。

最近SONYの液晶TVブラビアのCMを見てると、
この『Le Ballon Rouge』の最後のシーン
男の子の風船を町のいじめっ子が割ってしまって、
町中から風船が全部逃げ出して、男の子の所に集まってくるシーンを思い出した。
もしかしたらこのCMを作った人はこの映画をイメージしたのかも。

1956年製作の映画で、ほとんどセリフが関係無いのでどんな国の人にも
世代にも関係なく世界観が伝わる物語、どうしてこんなに色鮮やかで
美しいシーンが撮れるのか感心感動するばかりです。

この映画を初めて観た時の心がフワリと飛んで、涙が溢れるような感覚は
今も色あせない
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アルベール・ラモリス監督は1922年、フランス・パリに生まれ
「赤い風船」の他にも「素晴らしい風船旅行」と云う
まさに素晴らしい空撮映画があって
こちらは私のベストシネマで思い入れが強過ぎて、中々落ち着いてブログの記事に
出来ない程ですが、もちろんDVD化されていません。

大空を愛し、1970年に撮影中のヘリコプターの事故で48歳と言う若さで
亡くなってしまったのですが、もしも同じ時代に生きれて映画館でこの映画を
観る事が出来たら、なんて幸せだろうな〜と思います。
ちなみに主人公の少年はラモリス監督の実の息子のパスカル・ラモリス。

きっと今の子供達が観ても、大人が観てもどんどん想像力が膨らむような作品で、
何度観ても新鮮。古いパリの町並みも美しいです。
是非是非関係者の方(って、誰なのか分かりませんが)
DVD化してください!と切に願うのです。
と、いつになく力説。

追記:2008/6/8/『赤い風船』と『白い馬』の公開が決まりました。
それについての記事はコチラ♪です





Red Balloon
Albert Lamorisse



Stowaway in the Sky
素晴らしき風船旅行



あかいふうせん
ラモリス
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by kohakuza | 2007-10-19 23:43 | cinema
『ジョルジュ・シュヴィツゲベル作品集』
毎日暑い日が続きますが、皆さんは素敵なヴァケーション中でしょうか?
私は・・・平常通りにお仕事ですが、心なしか電話もメールも少なく
静かに黙々と働くべしべし。って、真面目にもやってらんないので溜まってた
DVD鑑賞やらCDの整理やらなど、超インドアをエンジョイ中。
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お陰で『ジョルジュ・シュヴィツゲベル作品集』もじっくり再鑑賞。
やっぱりスゴイ!驚くべきデッサン力と発想力です。
アニメーションでありながら、ドローイングでもあるので
静止画像は、まさに一枚の絵画。その絵画が油画調な重厚なクオリティを
落とす事無く、どんどん動き始めるのですから
まるで美術館で好きな絵画を観ながら、空想した事が
そのままアニメになったようなものでしょうか。

絵の中の絵、歩き続ける女、回転しつづける遊具、螺旋階段、ドアの向こうのドアなど
セリフはなくアニメーションと音楽の構成で、私のたまらなく好きな反復モノ。
この反復が見る人の想像力を引き出します。

劇場で観たときよりも、色使いや個々の動きの意味合いなど細部も観察できて、
瞬きできない程、見入ってしまいました。
スイスの作家シュヴィツゲベルの1974年〜2004年までの13作品が納められてて
グラフィックデザイナーでもある彼のデザインしたポスターの画像も含まれており
本当に見応えのある作品集です。
「78回転(4分/1985年)」「絵画の主題(6分/1989年)」「鹿の一年(5分/1995年)」
が、中でも特に私の好きな作品。
どの作品も短いのですが永遠のような時間を感じれるんです。






ジョルジュ・シュヴィツゲベル作品集
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by kohakuza | 2007-08-12 03:06 | cinema
『卍』 まんじ
つくづく関西弁って不思議なリズムのように思う。
もちろん普段生活してるとまったく気付かないし、芸人さんのような
面白い話しも出来ないのだけど、他の地域に赴くと
やっぱり自分は関西人なのだわーと再認識しちゃいます。
とは言っても、一応出張先などではちゃんと標準語を喋ってるつもりなんですが
これがやっぱり、東京の方からは『つもり』も甚だしいらしく
そればかりか長く一緒に過ごしていると、回りの方々に私の関西弁が伝染してしまうらしい。
しかし東京の方が話す偽関西弁は、また変に上下に抑揚のあるリズムで
何ともこそばゆくて可笑しくてカワイイのだ。

そんな訳で、生まれも育ちも東京、慶応出たばかりのうら若き美女、
谷崎潤一郎を尊敬するSちゃんは、一緒に話しているとアッと言う間に伝染してしまった。

谷崎の話しになって「コハクはぁぁん、次回は絶対「卍」を音読会してやぁ〜」と
何だかよく分からないイントネーションで言うので、谷崎は「細雪」か「春琴抄」しか
読んだ事ないなぁと言うと、「絶対面白いから読んで〜ついでに映画もスゴイ面白いで〜」と
薦められたので、取りあえず映画の方をレンタルしてみました。
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おおっ、あの方の奥さま、若尾文子さん主演ですか。
しかも岸田今日子さんまでっ!全開に若ーーい!
ポスター見るだけでもお二人の魅惑的な美しさが伝わってきます。
物語は柿内弁護士(船越英二)の妻、園子(岸田今日子)は美術学校で知り合った若い娘
光子(若尾文子)と禁断の恋に落ちる。彼女との永遠の愛を信じていた園子の前に、光子の婚約者と名乗る綿貫(川津祐介)が。実は綿貫から逃れたいのだと言う光子に、園子は光子と心中の芝居を打つ。ところが、駆けつけた柿内は光子と関係を持ち、溺れていく。
光子に翻弄され続ける園子。ある日、綿貫は彼女らの奔放な性の行状を新聞に暴露する。
追いつめられた3人が選んだ道とは…。

・・・と、現代で映画化しても、かーーなりスーパー禁断なストーリーです。(汗)
改めて、谷崎ってぶっ飛び。
でもエロティックなだけな映画かと言えば、全然そうではなく
同性愛や不倫と言うテーマよりも、人間の疑心暗鬼や愛憎の心理部分を
深く描いていて、とても面白かったです。
大阪が舞台なので、主演の二人が話す昔の大阪言葉が
何とも上品でおっとりしてて滑稽で、ウソを付いたり騙したり甘えたり怒ったりして
ドロドロとする場面でも、どこか飄々としてて微笑ましいのです。
これはやはり独特な大阪弁のリズムのお陰なんだと思いました。

それにしても若尾文子さん、美しい〜っ!二人の洋服や着物や小物もオシャレですし
やり取りする情熱的な手紙のデザインも注目です。
しかし、この原作を私が音読しても、こんな艶っぽさは醸し出せるはずはなく
失笑間違いなし!もしくはかなり笑いを取ってしまうかも?

まぁ、艶っぽさは皆無としても、この上品でおっとりカワイイ大阪言葉は
是非使いこなしてみたいものです。





谷崎 潤一郎 / / 新潮社
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by kohakuza | 2007-08-10 02:40 | cinema
『黒いオルフェ』
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タイへ行ってた姉が言うには、「大阪の方がよっぽど暑い!」らしいです。
玄関から出た途端にジリジリと照りつける太陽、容赦なくメイクを流す汗。
こんな時はオトナシくお家で映画鑑賞しましょ。

ストーリーはギリシャ神話のオルフェウス伝説を基に、ブラジル詩人ヴィニシウス・デ・モラエスの戯曲を、マルセル・カミュ監督がリオ・デ・ジャネイロに舞台を置き換えて描いた魅惑編。
ギリシャ神話をリオを舞台に描くセンスが素晴らしい。
カルナヴァル前夜から物語は始まるのですが、その熱気と興奮と色彩の鮮やかさが
サンバのリズムに重なって、たちまち虜になってしまうのです。
あぁ・・・いつかリオに行ってみたいなー。(こんなに暑さに弱いくせに)
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この『黒いオルフェ』を最初に見たのはいつだったのかな?
日本の地面を掘って掘って、突き抜けたらブラジルがあるって事も、
ボサノバって美しい音楽がこの世にある事も知らなかったくせに、
コックリさんとノストラダムスの大予言は信じてたような子供の頃の
ある夏の昼下がりにローカルTV(多分サンTV)のお昼の映画でやってたのを
たまたま目にして釘付けになってしまった映画です。
しかしこの時は、ストーリーなどはまったく理解できず、
主人公のオルフェとユーリディスの悲恋物語よりもオルフェの婚約者の
ミラの情熱的な踊りと恐ろしさとか、音楽のリズムに只ただ見入ってしまったみたい。

その後、まったくブラジルと接点のない生活のまま大人になって
ふとしたきっかけでブラジル音楽を知るようになって、
あの時の音楽はコレだったのか〜と、初めてリンクし、もう一度見直したら
音楽も映像も素晴らしく、記憶の片隅に残ってた興奮の意味が
やっと理解出来たようで嬉しかった。
こう言う体験も「アハ体験」って言うのかなー。





黒いオルフェ(ポルトガル語版)
/ アイ・ヴィ・シー
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by kohakuza | 2007-08-09 02:40 | cinema
『エターナルサンシャイン』
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この間、フランス映画祭でミッシェル・ゴンドリー監督の『恋愛睡眠のすすめ』を観ながら
同監督の『エターナルサンシャイン』をもう一度見たいと思ってたので、この休日に再び鑑賞。
ジョエルのジム・キャリーが地味でシャイな男の役なのに、どの映画で見るよりカッコいいー。

この物語の中では、「恋人との思い出の記憶消去」が、歯医者でまっ白な差し歯に
全部取り替えるぐらいの勇気で出来ちゃうのだけど、そんな無茶な状況が
すんなり受け入れられるところがゴンドリーの映像の素敵なところ。
と言うか、失恋して頭を抱えた時に真っ先にやって来る願望を上手く表現してる。

実際そんなコト出来たらクレメンタインのように感情的に
突発的にやってしまいそうだ。私。
やや冷ややかに見れば、いつも感情的でヒステリックなクレメンタインに
振り回されるジョエル。こんな女はイヤだー!と逃げ出したくなりそうなもんだけど
どこか放っておけない可愛さもある。
だから映画の感想も男性と女性では、受け取り方が違うかもしれない。

だけど、好きだなージョエル。



エターナル・サンシャイン

エンディングにBeckが歌う Everybody's Gotta Learn Sometimes にも惚れ惚れ。
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by kohakuza | 2007-05-02 01:09 | cinema
『ロバと王女』
このクレール・ブレトゥシェが描くポスターのイラスト、素晴らしいーっ、目が釘付けです!
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昨年30年ぶりに公開された、ジャック・デュミ監督の幻の名作と言われている
1970年の作品『ロバと王女』を再び観る。
空と月と太陽のドレスをまとったカトリーヌ・ドヌーヴの魅力と言ったら
年代問わず誰もが溜め息をもらす美しさ。
太陽のドレスを着て『愛の魔法をかけたケーキ』をこねるシーンで口ずさむ
決して上手くないところが素敵な彼女の歌声も妙にラブリーなのだ。

映画の中の独自のテンポが絵本のページをめくるかのようにゆっくりとしてて
今の映画には求められないスローな展開だけど、その余韻が心に深く残るのかしら?
何度観ても素晴らしい〜
時々見返しては乙女な気分に戻りたーい、イヤ、戻らせて欲しいです。


『ロバと王女』HP
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by kohakuza | 2007-04-27 03:31 | cinema