お父さんのバックドロップと悪玉
なんなんでしょうね、突然やって来るなんて。
ウチは急な来客には対応出来ないんですよ!
ねずみ色のゆき雲ガウン着た、冬将軍さん。
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ゾクッとした瞬間から鼻水が止まらない。もしやこれは間違いなく風邪ですか。
仕事も食事も朦朧としてきました。湯たんぽ抱えて、文庫1冊。

『お父さんのバックドロップ』中島らもさんが子供向けに書いた
色んなクセのあるお父さんが登場する4つの短編小説。
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あっという間に読めてしまえるけれど、何度読んでも声を出して笑ったり
ハラハラしたり、涙なのか鼻水なのかあふれてきたり。

らもさんの文章や言葉の選び方は、面白おかしいようで嘘が無い。
悪役プロレスラーの牛之助を父に持つ、下田君の家に遊びに行った主人公が
八百長について、素朴に質問した時の牛之助の答えは
ナルホド!真意を突いていて納得できるし、誰もイヤな気持ちにならない。
曖昧な会見ばかりして、見てる側をゲンナリさせる
相撲協会の人達に、是非この本を読んで欲しいものだ。


3



そして、キリンジの『悪玉』を聴く。
本人がそう思って作ったのかどうか、定かじゃないけれど、
この『お父さんのバックドロップ』の世界を
淡々と見事に表現している。
この曲を作った堀込兄弟の兄は、きっとちょっとクセのある
お父さんなんだろうなー。

らもさんとキリンジ・・・。風邪は治るかしら?



お父さんのバックドロップ (集英社文庫)
中島 らも
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by kohakuza | 2008-11-20 03:31 | Books


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