『地上5センチの恋心』Odette Toulemonde
大好きな作家の本を読んでると、ついつい心がフワリと浮いてしまうような気持ちに
なった事がある人なら、きっと彼女の気持ちがわかるハズ。
それがホントにフワ〜っと浮き上がっちゃう直球そのまんまな映像になってる
のだけど、何だかファンタジックでほのぼのするのだわー。
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(ストーリー)主人公のオデットは、昼間はデパートのコスメ売り場、夜はレヴューの羽飾りを内職して二人の子供を育てる未亡人で普通の主婦。そんな彼女の楽しみはロマンス小説を読む事。憧れの人気作家バルタザール・バルザンにファンレターを書いた事から、批評家に酷評され自信を失った、作家本人が彼女を訪ねてくる。
久々に劇場で、何気に観れた映画は何とも素敵なフレンチラブコメディ。
憧れの作家のサイン会に行って、緊張し過ぎて自分の名前もちゃんと言えず
落ち込みつつも、ジョセフィン・ベイカーの曲が流れると踊らずにはいられない
オデット。誰よりも女心を理解する息子に「ファンレターを書いてみたら?」と
言われて、純粋に想いを綴るところが何とも可愛らしい女性なのだなー。

そう言えば、私はファンレターって書いた事がない!
(常にミーハー心をモットーとしてるにも関わらズ)

でも、この映画を見たら生涯一度ぐらいはイヤ、別に何度でも
書いてみたいなーと思いました。
オデットの書いたファンレターは、作家の作品への純粋な賛美で
作品によって気持ちが救われた事への素直な感謝の気持ちを綴っている。
確かに私だって、数々の作品や音楽にもビビッ!と助けられ
本の一説や映画のワンシーンに影響受けて、知らず知らずのうちに
人生のチョイスをしてるのかもしれないのだもの。
それなのに一度も感謝の気持ちを伝えた事ナイなんて、随分失礼な事だ。


主演のカトリーヌ・フロも本当にピッタリで素晴らしいのだけど、
オデットの息子(ファブリス・ミュルジア)と娘の二人がクレージーだけど
暖かみのある人間味を出してて、この映画のテーマに深みを出してる。
カトリーヌ・フロは色んな作品に出てるベテラン女優さんで、
私のフランス映画ベストの「奇人たちの晩餐会 」にも出てました。
DVDになってるので、コチラも再度観たい映画です。
それからオデットの生活の一部となってるジョセフィン・ベイカーの曲は
観てる私まで踊りだしてしまいそうになる、自由な歌声。
初めて知りましたが、これはさっそく聴いてみたい!


『地上5センチの恋心』Odette Toulemonde HP
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by kohakuza | 2008-04-09 23:39 | cinema


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