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「かん袋」くるみ餅
関東は突然、涼しくなったらしいですが
大阪は未だその兆しなく、あづいあーづい。
ちょっと外に出ると、この「暑ーい」と言う言葉までもが
蒸発してかき消されておると言うのに、東京から帰省中のMくんが
何を急に血迷ったか、「仁徳天皇陵を見たい」と素朴に言うのです。
「一人で行ってね。」と即答しそうでしたが、義理を欠く訳にもいかぬ。
そうそう近くにアレがあったな?と思い直し、取りあえず仁徳さんへ行く前に
「栄養つけましょ!」と、堺名物『かん袋』へ行って来ました。
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しばらく来ない間に、店構えは昔の小さなままですが駐車場が大きくなってて驚きです。
しかもスゴイ長蛇の列!普段は並ぶのが何より苦手な私ですが、
ここまで来たし氷だから早いだろうと、並ぶ事にしました。
実は少し前に猫茶園さんのところで「ずんだ餅」の記事が出て以来
食べたくて仕方なかったのです。(暑さも食欲には勝てません)

くるみ餅とは。
室町時代の中頃(1420年頃)には、堺の町は明との勘合貿易の貿易港として
栄えていました。明国より入荷した農作物を利用して、五代目の和泉屋忠兵衛は
塩味で挽き合わし、茶菓子を作り出しました。
お餅をくるんで食べるところから「くるみ餅」と名づけました。
その後、ルソンから砂糖が輸入され、甘味が加えられ現在のくるみ餅となりました。

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お店の中は待ってる人で溢れてましたが、
レジで木札をもらってしばし我慢の子。
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えっ?氷だけ?
って思われるかもしれませんが・・・
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このフワフワの氷の下に、ずんだ餡とお餅がたっぷり入ってて、美味しい〜!
これが「氷くるみ餅」です。
程よい甘さと、ほのかな塩味でアッと言う間にお腹に入ってしまうのですが
ずんだの豆の味と香りが残って、懐かしく素朴な味です。


かん袋
大阪府堺市堺区新在家町東1−2−1
電話 072-233−1218

by kohakuza | 2007-08-19 03:55 | 美味しいモノ


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