Nemo の赤い風船
ある日、パリの胃袋と言われてるムフタール通りに美味しいモノを求めてやって来た。
ちょっと傾斜強め坂道、古い石畳の通りに料理の本から抜き出したような総菜店や
フロマージュ、クレープリー、ブーランシェリーなどが並んでて見てるだけでも楽しい。

時間をかけてゆっくりと見回ってると、トンネルの中に何やら・・・赤い風船が?
まるでアルベール・ラモリス監督の映画『赤い風船』Le Ballon Rougeみたいと
思って近寄ってみる。
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かなり上描きされたり痛んだりしてるけど、思わず見入ってしまう素敵な壁画を発見した。
よく見ると、黒い影のような男の他にもネズミやクワガタなどもいて、他の壁にも
描いてある。多分テンプレートのような型を使って、スプレーで描いてるみたい。
これは近くに他の作品があるはずだ〜っと探しまわったけど、同じようなタイプの物は
見つからない。
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それでも用心深く壁の隅々を見ながら、坂道を降りて行くと
又しても同じような作風の赤い風船と蝶を追いかけるネコ!
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まるで自分だけが暗号を探して歩いてるようで楽しくなって来た。
ヒャッホ〜ッと写真を撮って、ふと後ろを振り向くと
あれれ?本屋のドアに同じ黒い影男のポスターが貼ってあるではないか。
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どうやらこの作家の壁画の作品集らしい。(と、あっけなく暗号解読の任務終了。)
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彼の名前はNemo(ネモ)と言って、パリのあちこちに黒い影男の絵を描いている。
残念ながら私が見つけたのはこの作品だけだったけど、帰ってから探してみると
こんなに多くの作品が、パリの壁に描かれている。(←他の作品も素敵)
Nemoの壁画は、街との調和と壁の特性をうまく生かして世界観を作っている。
今度パリへ行ったら他の作品も探して歩いてみたい。


どこの国でもおなじみのギャング同士の暗号(タギング)も、
これぐらいロマンティックだといいのになー♪
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by kohakuza | 2007-03-29 23:28 | my favorite things


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