大阪松竹座の初春大歌舞伎に行ってきました。
演目は『源平布引滝 義賢最期』(げんぺいぬのびきのたき よしたかさいご)と 通し狂言 『十六夜清心』(いざよいせいしん) さて、片岡仁左衛門と坂東玉三郎の通し狂言『十六夜清心』二人とも登場した時から、何とも言えぬ雰囲気が劇場内を包むのがド素人の私にも分かりました。まさに絵になる二人! 「これが艶と言うものなのね〜」とつくづく感心しました。 玉三郎さんを間近に見たのは5年ぶりでしたが、以前よりも美しく妖艶に感じました。 このお話し、最初は悲恋物なのかな?と思ってたのですが、意外や意外のめくるめく展開で、もう釘付けです。何度も「え〜〜っウソ!」とか「そんな、アホな〜」と つい口から出てしまいました。 前半のおぼろ月夜の美しい二人の恋物語と、ふとしたきっかけから悪へと身を落とし、 登場する後半の二人の姿の変わり用のスゴい事! 刹那的に生きる人達のお話しなのですが、痛快で面白かったです。 ちょっと歌舞伎の概念変わった作品でした。 歌舞伎は何度か行った事あるんですが、四谷怪談とか義経千本桜とか 比較的メジャーなお話ししか知らないし、予め話しの筋を理解してる物以外は見た事が 無かったし、今回理解できるかどうかチョット不安だったので 解説用のイヤホンガイドを借りる事にしました。 初めてこれを活用させてもらいましたが、見所とか衣装や髪型の説明、時代背景など 本編の邪魔にならないセリフの間に入れてくれるので、とっても分かりやすく 初心者の私には有り難かったです。 それにしても面白かった! 多いに興奮したので二人の姿が残像になって、何度も思い浮かびます。 役者さんの演技って、凄いパワーなんだと思いました。
by kohakuza
| 2006-01-25 03:14
| theatre
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