サンドニ通り
ほんの数日で他に移るつもりが、ホテル代の安さと下町の雰囲気に魅了され
私達のパリでの拠点となった10区のSaint-Denis通り。
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ホテル代は二人で1泊40ユーロ。
最初の日はあまりの部屋の狭さと、窓を開けたら井戸の底のようだったので
目が点になった。もちろんトイレ&シャワーは共同。
な、くせにビデだけはある。(これだけは未だにどうやって使うのか不明よっ!)
タオルはバスマット?と見まがうし、しかもベッドはダブル。
ただフロントの人がとてもイイ人だったり、毎日お掃除してくれるマダムはとても
丁寧に部屋も共有部分も掃除してくれるので居心地良くなって来た。
旅先では10嫌な事があったとしても、一人の素敵な人と出会うと
すべてがオッケーになっちゃうもんだ。
そんな事でオーナーに「ずっとここに泊まるから窓付きの部屋に変えて〜
シャワー付きにして〜!でも値段は安くして〜!」と嘆願すると同じ値段で
通りに面したシャワー付きの部屋にしてくれた。
で、この部屋に変わったからと言って安心できない日々は続くのだが
ここのホテルは私達に取って、結構面白いネタが満載であった。
特に窓から観察できる向かいのホテルの人間模様やこの
ホテルに泊まってる常連達については、また今度。

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さてホテルを一歩出ると、インド音楽がガンガンに流れインド系の雑貨店、お肉屋さん、
CDショップなどが並んでいて漂う香りもスパイシー。カレーも5ユーロで食べれてあり難いけど、
ちょっとおフレンチなせいか辛みが少なめなのが残念。
少し歩くと今度はトルコ系の雑貨店、薬局、ケバブ屋さんがひしめき合う。
私達がよく行っていた端正な顔立ちの親子の経営するケバブやさんも
その一つ。ケバブロースターで回転しながら焼くお肉が美味しい。
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他に中国系のレストランや総菜屋も結構あって「ここってパリ?」と聞きたくなるが
もちろんブランシェリーやフロマージュ屋さんもあり、その上なんでも安く揃う下町なのだ。

ただいつも二人組のスリらしき者が訳の分からぬ事を言いながら
寄ってくる角があるかと思うと、ずーっとポリスバスが待機してる角もあって
たまにデモなんかもやっており、警察とかなり揉めてる場面にも遭遇する。
しかし脳天気な私達には、どんなデモのスローガンもしばらくすると
「猪木、ボンバイエ!」と聴こえてくるから不思議だ。
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こんな気の抜けない通りを毎日通過してメトロに乗るのだけど
メトロの入り口にアフリカ系の若いお兄ちゃん達が、日中から集団でたまってる。
最初はさすがに怖い感じがして、他の入り口から出入りしてたが
数日経つと他の入り口の方がひと気が無くて、物騒なので
このお兄さん達のお見送りとお出迎えを受ける事にした。(勝手に)
でもって雨が降ると、お迎えが近くに避難してていないので寂しかったりする。

なんのカテゴリーにも入らない、只のツーリスト私達と
そんな私達をさして暖かく迎えてくれる訳でもない多民族なサンドニの町。
だけどこの町に腰を据えた事で、パリに滞在中はここが家になったようなもの。
自然と「モノプリ寄って家に帰ろう〜」と口走ってしまうのが、中々心地よろし。
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by kohakuza | 2007-03-19 02:43 | 旅へ


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