SAYURIとオペレッタ狸御殿
先日、去年見逃して悔しかった『オペレッタ狸御殿』を見て
遅ればせながら多いに感動した私。
今までは主演のチャン・ツィイーの事あまり気にしてもいなかったのに
『恋する炭酸水』を歌い踊る彼女にすっかり魅了されて
今度は見逃さないように「SAYURI」を映画館に見に走った。

評判どおり日本の時代背景や京都の事を考えると、
確かにオイオイ〜!と突っ込みを入れたくなる場面続出。

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着物好きな私にとって、左前の着付けや
不自然な袖や肩の縫い代など、
「あ〜そこだけは守って〜」と
言いたくなる所も多い。



ただファンタジーとして見ると素晴らしいです。
これはロブ・マーシャルが
日本を見て感じとった世界観。
その世界観を忠実に演じきった女優達。



特にサユリの敵役の、コン・リーはやっぱり凄い女優です。
とにかく艶っぽさがピカイチだったんではないでしょうか。
彼女がハリウッド映画初出演だったなんて驚き!

そして監督の世界観に一番突っ込みたかったはずの桃井かおりも、
きっとサユリ役をやりたかっただろうと思う、工藤夕貴も素晴らしかったです。

そのサユリ役を射止めたチャン・ツィイー。
彼女は不思議な魅力があって、狸御殿でも
「妖怪ばかり撮っていた鈴木清順監督が妖精を撮った。」と言わせる程の
透明感あふれる魅力を持っていると思う。
その魅力に勝てる日本の女優が思い浮かばないんだなー。

この2本の映画、どちらも時代劇でありながらまったく時代に添う気ナシ。
そう言う意味では、もう少し「SAYURI」には鈴木清順ぐらいの
ぶっ飛んだ演出で完全に異国感を出し切ってもよかったような気がする。

そうすればもう少しチャン・ツィイーが文化面などを気にする事なく
イキイキ出来たんじゃないかな?

その点では「オペレッタ狸御殿」の狸姫のツィイーの方が
自由で魅力的に見えたのは私だけ?

本人に聞いてみたいな〜。(←ギャラ関係無しで)



『オペレッタ狸御殿』オフィシャルサイト

『SAYURI』オフィシャルサイト
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by kohakuza | 2006-01-15 01:04 | cinema


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