「エッセンシャル・ペインティング」 国立国際美術館
f0019410_1501391.jpg

雨上がりの国立国際美術館へ「エッセンシャル・ペインティング」 展を観に行った。
この展覧会名を聞いて「エッセンシャル・ペインティング」 って何?と素朴な疑問がわきでる。
イメージとしてはちょっとお化粧品みたい。ポスターのピンクの画面に構成された女性像も
そのまま資生堂が使っても違和感なさそうだからでしょうか。
でも、実際に観た印象はとっても力強いものでした。

f0019410_0443734.jpg

1990年代に入りデジタル技術の成熟によって、多くのアーティストが映像作品を
手がけるようになりました。では絵画はなくなったのか?と言うとそうではなく、
現代の感性に根ざして前衛から解き放たれた作家が素晴らしい作品を生み出し続けている。

この展覧会は、そんな90年頃から脚光を浴びてるヨーロッパ、アメリカの作家を多数紹介。
展示方法も一人一人の個展のようにブースが仕切られていて、ちょっと迷路みたいだけれど
それぞれの作家の世界を堪能できます。

私が特に惹かれたのはPeter Doig ピーター・ドイグ。
イギリス出身で、トリニダード・ドバゴに住んでいる彼の初めて観たのだけれど
作品の前に立ってみると絵を通して、絵に描かれてる場所でもなく
行った事のある場所でもない、別世界に連れて行ってくれそうな気分になる。
図録に「意味よりも余韻を重んじた絵画である。」と書かれてたけど、まさに彼の作品には
彼だけに見えてる風景の余韻が伺える。それは画面に描かれている以上に広大だ。

f0019410_1101776.jpg

            何故か晴天よりも雨上がりの似合う、国美の羽根。


国立国際美術館 HP ←詳しい情報はコチラで

「1990年以降のヨーロッパとアメリカの絵画」
エッセンシャル・ペインティング
10月3日(火)から12月24日(日)まで。

(ジョン・カリンの作品が全部揃うのは10/7からとの事なので
それ以降に行く方がいいかもしれません。)
[PR]
by kohakuza | 2006-10-03 01:36 | art


<< 猫と「およべ」 岡山散策  NHKスペシャル 『プラネット... >>