サヨナラCOLOR
いつも貸し出し中になってた「サヨナラCOLOR」をやっとレンタル成功。
竹中直人が原田知世と同級生と言うのは、いささか引っかかるが
そこは軽くスルーしよう。映画ですから。
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ストーリーは・・・
思い出してくれましたか ? 僕のこと
海を臨む病院に勤める医師・正平(竹中直人)の元に、子宮がんを患った未知子(原田知世)が入院してきた。偶然にも未知子は、正平が高校時代思い焦がれた初恋の人、その当人であった。献身的に治療を施しながら、なにかと自分を思い出してもらおうと試みる正平。始めのうちはしつこくされて迷惑気味の未知子だったが、いつしかそんな彼に心を開いていく。


ガンを患う初恋の人と、自らもガンを克服し再発に怯えながらも献身的な治療をする医師。
こんな設定だけ聞くと、いかにも泣かせる場面多数の韓国映画のようではあるが、
この作品の中では、時は淡々と流れていく。
初恋の人を想いつつも、居酒屋の女将を愛人に持っていたり、
電車で会った女子高生と援交したり、主人公を演じる正平はどこか滑稽だ。
未知子を取り巻く人間関係も恋人が段田安則で、何か滑稽。
だけどその滑稽さが愛おしい物語だった。

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実は私がうら若き乙女の数年前(ウソ、ちょっと若かっただけ)何気なく行った病院で
「ガンのおそれもあるし、一応細胞検査しときましょう。」などと
軽く医師に言われた事があった。
「へっ?」と言う声が頭の中で聞こえたような気がしたけど、その後どういう流れで
検査して、病院を出たのかさっぱり覚えていない。
何せ身体はちっとも悪くないし、病名もらった事無いし、あわわであった。

しかし今思うと大変なショックだったのだけは確かで、家に帰るまでにぶつかる
何個かのコンビニの店内をぐるぐると歩き回って、家族や彼氏に何と言おうかとか
友人にメールしかけては消したりして、結局その日は彼氏にも
家族にも友人にも言えずに、夜になって家に帰った。

その後結果が出るまでの数日間、結局は誰にも言えず
さすがに食べ物も喉を通らず3キロ程痩せて、検査の結果は・・・
「あっ、問題ナシでしたよ。ヨカッタね〜」と、これ又軽かった。
(今考えると、この数日間が一番身体に悪かったような気がする。)

しかし私は立ち上がって、大声で先生に感謝のお礼を言い倒した。

今思うと、かなり滑稽だなー。

この映画を観てて、その事を思い出した。
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冒頭に登場するスチャダラや病院内でちょこちょこ現れる患者役にミュージシャンが
多数出演してて、面白い。
そして大好きなBIKKEの声ってやっぱり、「お!」と反応。
そしてエンディングに「サヨナラからはじまることが、たくさんあるんだよ♪」って
曲が流れて来たら、ラストのスクリーンいっぱいの海がにじんでしまう。


「サヨナラCOLOR」オフィシャルHP


サヨナラCOLOR スペシャル・エディション
/ ハピネット・ピクチャーズ


サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽~
クラムボン,Nathalie Wise ハナレグミ / インディペンデントレーベル
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by kohakuza | 2006-08-01 00:33 | cinema


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