王家と虎
節分が終わっても、中々春の兆しなく
寒さに縮こまってましたが
先日久々の京都にて、国立博物館の「THEハプスブルグ展」と
高麗美術館の「朝鮮 虎展」を観に行ってきました。
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高麗美術館は、初めていきましたが
住宅街の中に佇む姿が美しい、静かでどっしりとした美術館。
干支にちなんでの「朝鮮の虎展」は
伊藤若冲画 竹虎図の元となった伝李公麟画 虎図や
他にも虎を題材とした絵が沢山観れて面白かったです。
日本では虎と言えば竹林をバックに描かれているけれど
中国や朝鮮では吉兆を表す、カササギとセットで描かれていたりして
お国柄を感じる事ができます。
豹柄(雌は豹柄だと思われてたらしい)の虎が
いたりしてユニークで面白い。

もう一つは京都国立博物館の『THEハプスブルグ展』
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こちらもハプスブルグ家にまつわる人々の
肖像画を中心にドドーンと見応え充分。
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私が是非観てみたかったのはクラナッハの『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』
もぉ、コワ〜〜っ!ですが、どこか見入ってしまう美しさ不思議さ。
この絵を初めて知ったのは、澁澤龍彦著「幻想の肖像」の中で紹介されてたのが
初めてだったと思いますが、その時に衝撃を受けた自分と邂逅したような感じでした。
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まったく違う2つの展覧会。
普段は展覧会のはしご等しないのだけど
両方とも勢い付けて、絵に向かって挑んで鑑賞する感じなので
同日に観て良かったかも。
疲れてクタクタになりましたが
歴史を背負った絵は、絵に描かれていない部分を想像したり
又、想像以上のエピソードが隠されてたりで
面白かったです。



幻想の肖像 (河出文庫)

渋澤 龍彦 / 河出書房新社


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by kohakuza | 2010-02-05 01:16 | art


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