におひの記憶
少し前、朝から用事で母と奈良へ行ったのですが
お昼過ぎには終わったので、久々に奈良公園へ行きました。
少し雨が降った後に奈良公園に踏み入ると、大きな樹々や草の濡れた香りと共に
プワ〜ンと香しき薫り〜。あぁ、これは鹿のふん?
うんと小さい頃に少しだけですが、奈良に住んでいたので
私にとっては懐かしい薫りなのです。
近くだったので、よくこの辺りに来ては、鹿と戯れていたなー。
多分生まれて初めて触った動物は、猫や犬じゃなく鹿です。

この薫りと、鹿と、今も変わらぬ奈良の寺院を見ていると
目の前に幼き頃の記憶が映像で浮かんできました。
そう、まさに同じ場所で鹿に蹴られた事を鮮明に思い出したのです
子鹿を触ろうと近づくと、私を見てた子鹿の視線が私の背後にふと移ったと思うと
背後からドン!と蹴られた私は、ポ〜ンとボールのように宙を飛んだのでした。
そして、這々の態でお寺の石段を這い上がって、振り返ると・・・

母が大爆笑していたのでした!

その事を思い出したと母に訴えると、
母曰く、「向こうも親だから手加減して蹴ってたわよ。」と、アッサリ。
私は懲りずに、しょっちゅう子鹿に近づいては蹴られ慣れてたらしい。
「カラスにも突かれて追いかけられてたわよ。」など。
その後も犬に2回噛まれ、猿に襲われ、トンビに弁当取られてたらしい。
大らかな時代だわー。どうりで丈夫なはずだわー、私。

さてこの日、たまたま訪れた興福寺にて、
東京〜福岡と奈良のために長期プロモーションツアーを終えた
阿修羅像が奈良に帰って来られてまして、初日だしすごい人だかりかな?と思いきや
雨のせいか空いていたので、すんなりお堂に入れました。
久々の阿修羅様と八部衆をガラスケースなしで拝めましたが
さすがスーパーアイドル!と言った風格。美しいお姿はやはり奈良で
見るのが一番じゃないでしょうか。

ふらりとやって来たのに、阿修羅像を拝めるとは何だかスゴイ幸運だ。
ついでに大仏様も見よう!と、夕暮れの道を早歩き。

仁王さんを足早に通り過ぎ、そこに現れた雨上がりの大仏殿の美しいコト!
「写真家オジさんが、今日は凄い鮮明や。」とシャッターを切ってました。

無事に大仏様も拝めたし、満足満足。
夕陽は二月堂から見るのが最高だけど、今日は欲張り過ぎだし
さぁ帰ろうか〜と、母を見るとおもむろにバッグから取り出したのは
ビニール袋に入った『輪切りのさつま芋』
鹿センベエ屋さんが店じまいしたのを確かめて
「鹿にお土産〜♪」とご機嫌にやりだした。(我が家では奈良へ行く=お芋を持って行くなんです)

カワイイ小さめの雌鹿限定で、こっそりやっていたのに
どこからか、ヨボヨボのおじいちゃん鹿登場。
お辞儀をしながら、「ワシにも少しいただけますかな」と
控えめにやって来て、「やっぱり芋は旨いね〜」とモシャモシャ食べていた。
しかし、あっという間にお芋が無くなって
母が「ハイ、もう無いよ〜終わりね〜。」と言ってもお辞儀し続ける。
「もう無いのゴメンネ〜又持ってくるね〜。」と言う母に
突如お爺ちゃん鹿がギロ〜ンと目をむき・・・「なんやと〜コラァ〜」とヤクザ顔に豹変。
そしてドーンと一発、頭突きをかましたのでした。

ギャーーッ!と逃げる母。

私はその光景を携帯ムービーで撮りながら
「大丈夫、相手も年寄りだから手加減してるよ〜。」
と、大爆笑してたのでした。

動物に懲りてないのは、母譲りのようです。



# by kohakuza | 2009-10-26 01:05 | | Trackback
天高く馬肥ゆる秋
ここ数日の空の高さ。
時々香る金木犀の香りに立ち止まると、ついつい見上げてしまいます。

さぁ、この日は遊園地のような扇町のキッズプラザへ!

じゃなくてーっ、キッズプラザ前の扇町公園でおこなわれていたイベントへ
知人が出店してたので、覗きに行ってきました。(すんごいギャップ)

ダダーン!とゴージャスなドラァグクィーン達の登場♪
自然光の下で見る彼女らは、また夜とは違った迫力あります。デカッ!
見渡す限り〜男性だらけ〜まるで男文化祭〜と、一瞬ビビりますが
このイベント、PLuS+
●エイズの予防啓発と、陽性者への支援・共生
●コミュニティの活性化
をテーマとしたお祭り型複合イベントです。
お祭りをきっかけに、エイズやコミュニティについて、ともに考え、ともに動き、
強いつながりを持ち、未来に向かって「ポジティブな何か」を創造するプロジェクトです。

と、至って真面目なテーマで毎年開催されております。
HIVの予防啓発という誰もがシビアに考えなければならないテーマを
楽しく明るく意識向上できるように考えられた
何も知らずにヒョッコリやって来た人でも面白いイベントでした。
(さすがにキッズは少なかったけど)

メインステージでは1日中色んなショウをやっていたようですが
日が暮れてきてだんだんと人も多くなり、盛り上がってきました。
さき程、会場を闊歩していたクィーン達のショウもゴージャスに繰り広げられました。
ヒュ〜♪



# by kohakuza | 2009-10-14 18:25 | 見つけた。 | Trackback
『しんぼる』

ハワ〜イと言ってもかなり奥地の人里離れた所に住んでいる友人が
久々に帰国して、映画部メンバーに加わって『しんぼる』鑑賞。
「何故に、しんぼる?」と思いましたが
海外では中々日本映画を見る機会がないので、観たかったのだそうです。

それでめっちゃくちゃウケていました!?
以前メキシコにも住んでた彼女曰く、メキシコの家族の描写がめっちゃ笑える!!と
ほぼ貸し切り状態の、レイトショーのシネコンでお腹抱えて大爆笑してました。
すでに海外生活10年以上の彼女は、笑いのツボはやや日本人離れ。
この反応を見て「この映画、結構海外でウケちゃうのかも?」とか思うのでした。

私の感想はというと、まったく違うツボでしたが
結構面白かった。
それで意外にも時間を感じなかったように思いますが
これをDVDで見ると、途中で止めちゃうでしょうね。
完全に映画時間の間の取り方でした。
深読み無用で、残る物もナイところが好きです。





# by kohakuza | 2009-10-12 01:45 | cinema | Trackback
ゲイの栗鼠と月に住む猫のおはなし

先日、新町でランチを食べた後、何気なく通りを入ったら
あれ?こんな場所にギャラリーあったっけ?と思って
その小さなギャラリーstudio Jを覗くと
とても楽しそうな作品をやっていたので、観させてもらった。

Johan Peter Hol(J.P.ホル) 個展
『ゲイの栗鼠と月に住む猫のおはなし』

会場: studio J

段ボールや粘土で作られた10分間のストップモーションアニメ。
キュートでどこかしら頼りない顔の主人公の栗鼠と
月に住むシッポのない青い猫は思わずカワイイ!のだが
そんな上辺だけじゃなく、タイトルにもなっている通り
作家J.P.ホル氏のセクシャリティがテーマになっている。

あらすじ:
ゲイであるために、親兄弟から「森」を追われ「地獄」へ追いやられた栗鼠は、
罪人ではないことを理由に「悪魔」にも地獄を追われて「都会」へとやって来ます。
そこで栗鼠は住む場所と仕事を見つけ、ディスコダンスなどいくつかのがっかりな冒険をし
さみしく部屋に引きこもってしまいます。
ある夜、栗鼠は窓から見上げた月に住む猫と恋に落ちます。その恋の行く末は…


と、中々ドラマティックで深いお話しなんです。
ただこれだけの内容を、10分間のストップモーションアニメで
一方通行な訴えだけではなく、表現されていて
それはセクシャリティだけに限らず、どんな人の中にも内省できる
テーマのようで、切なくも感じられるのでした。

東京、大阪で同時開催。
大きな立体作品によるインスタレーションがあって、
東京の会場ギャラリー・エフには「ゲイの栗鼠」が、
大阪の会場 studio J には「月に住む猫」がいました。
この距離感がいいなぁー。

大阪 studio J
10月3日(土)〜24日(土)
13:00 -19:00
日、月、火曜日休廊

東京 ギャラリー・エフ
10月16日(金)〜11月8日(日)
12:00-19:00(展覧会開催中は21:00まで)
火曜日 定休



ところで偶然出会った作品でしたが,作家のP.ホル氏はオランダ人。
そう言えばこの間、偶然出会った天満橋の巨大なアヒルちゃん
オランダ人作家ではないですか!
全然知らなかったけど、『2008-2009年は日本、オランダ年』だったのねー。
嬉しい偶然でした。



Tags: 
# by kohakuza | 2009-10-10 01:50 | art | Trackback
"May I help you?" 

あぁ、怒濤の日々。
とか言いつつ、ちゃっかり堪能したハナレグミライブ↑は、早くも先週の話し。
でも未だに余韻の残る楽しい夜でした。時々ポカンと思い出の雲を食べながら過ごしてます。

さて、地下鉄「新大阪」という新幹線もある駅をよく使うのですが
ここでホント〜〜によく道を聞かれる。
別に私がにこやかに歩いてるからではなく
それだけココで迷ってる人が多いという事。
特に新幹線から降りて、分かりにくい地下鉄の路線地図や
券売機とにらめっこして、目が点になってる外国人観光客多数。
もう少し分かり易い表示は作れないのかしら?と、いつも思うのです。

先日も私がICカードをチャージしてる視界に
ドデカイトランク持って途方に暮れる外国の中年ご夫婦。既に奥様は現状放棄状態なので
思わず、「May I ...?」と声をかける。(この...部分は大概、しり切れとんぼ)
彼らは二駅向こうの中津へ行きたいらしい。
フムフムと金額を確認して、券売機を見て
さぁ、切符を買おうと思うと・・・???
アレレ?切符ってどうやって買うんだっけと、アタフタしてしまった。
やたら表示の多い券売機。
そう言えば、ここ1年程切符を買ってないわ!ずっとIKOCAだったわ!
やや不安気なご夫婦に、ひきつりスマイルでこたえ
手順を真剣に眺めてから、おもむろに切符購入できました。ホッ。

その後、ホームまでtogetherし
「暑いでしょ、大阪って〜」なんて言いつつ
実は英語は大の苦手なので、かなり緊張しながら接してます。
「Have a Nice Trip !」と別れるのですが
この一連のやり取りで、使った英単語は5つぐらいか。
バイバーイ!と手を振りながら
こんな事に遭遇することが多いのだし、自分も海外では何度も助けられてるのだから
少しは英会話を勉強しなきゃな〜とは
思うのですが、くるっと踵を返して歩き始めると
もうケロリと忘れているのでした。

分かりにくい路線表示は困りものですが
道を案内すると、私の脳内のウスッペライ英和辞書が
かなりの勢いで活性化されるみたい。
切符を買う動作も、危うく抜け落ちるとこでした。
アブナイアブナイ〜



パリノルール 最新版

メディアファクトリー

# by kohakuza | 2009-10-04 01:40 | 見つけた。 | Trackback


< 前のページ 次のページ >